Salvete!
みなさんお久しぶりでございます、約一年ぶりの「いにしえのうたごえ」です。
さて、今回紹介したいラテン語は、domusとportoです。ふたつとも、日常生活にとても馴染みのある単語です。さっそく参りましょう!
domusという単語はラテン語で「家」という意味です。
あなたの街に、ハイツ○○、メゾン○○、というようなアパートがあると思います。同じように、ドムス○○というアパートがあるでしょう。ちなみに私の住む街では、少なくとも「ドムス」というアパートがひとつあります。もしかしたらそれはラテン語のdomusという単語に由来するかもしれませんね。
横道にそれますが、ホテルなどで、ドーミー○○という名前のものはないでしょうか。この「ドーミー」というのも実はラテン語から来ていると思われます。そうというのも、ラテン語にはdormioという動詞があるからです。意味は、ずばり「眠る」です。そのままですね。
次はportoです。portoは「運ぶ」という意味のラテン語の動詞です。
港町だと「○○ポート」という言葉がたくさんあるのではないでしょうか。港町ではなくとも、よく電子機器や電化製品などで「ポータブル」という言葉を聞かれると思います。そもそも港はラテン語ではportusといいます。なかなかに似ていますよね。
最後に、「ポータブル」という言葉について、思うところを述べたいとも思います。ラテン語にはportabilisがあります。形容詞です。「持ち運びできる」という意味があります。この単語はportoに後置詞abilisがくっついたと思われます。この後置詞は形から察するに、英語の”ability”とか”be able to”のなかにもあるように、「○○の可能性がある、○○できるようになる」という意味があると思われます(推測なので断定はできません!)。
今回は久しぶりでしたが、なかなかにラテン語のうたごえが聞こえてくるようです。うたごえといえば私は、すぐウェルギリウスの「アエネーイス」を思い出します。日本語で読みましたが、日本語で読んだ後でラテン語で読んでみたりオーディオブックで聞くと、より感動できます。特に、ラテン語文を読むとき、
「ああ、いまこそ2000年にも及ぶ時がつながっているのだ」
と思えるわけです。そう意味では古典は味わい深いですよね。それでは、また次回にお会いしましょう。
Salvete!