希代の城

我々は、生きる以上、新しいものを取り入れなければならない。髪や爪などは切っていかないとどんどん伸びていく。そういう生物学的なことではなくとも…、新しい考え、イメージ、アイディアなどもそうだ。どんどん取り入れなければ、我々は滅してしまう。

さきほど私がしたことについて述べよう。
それは、プログラミング言語、「Julia」の更新だ。プログラミング言語は、以前はPythonを使っていたが、いまはもう使っていない。ヘビよりユーリウス家の女性のほうが好みだ。

コンピュータに新しい環境を取り入れると、気持ちが入れ替わる。ものすごく気持ちが入れ替わる。かつて私が中学生だった頃の話だ。Windows95からWindows98に変わる頃に居合わせた私は、その更新の途中で、だいぶ神秘的な儀式のようにディスプレイを見つめていた。環境が変わる、精神も変わる、脳も変わる。私自身も、変わらなければならなかったのだ。

むかしのデスクトップは、どこかの城の本丸のようで、当時の私にとっては神々しいもののように思えてならなかった。

どこかのテレビ番組でやっていた―――「私たちの体は、常に死に、生きるために常に変わり続けている」ことを思う―――。

スポンジくらい柔らかくとまではいかなくとも、せめてこんにゃくくらいは頭が柔らかくないと―――どちらも同じくらいの柔らかさか―――これからは生きていけないと私は思う。と同時に、不変なことも大事にしなければならない。

生きるとは、難しいことだね…。

朝に起き、学び、働いて、活動して三食をすませ、家に帰ってきて風呂に入って夜に休み、そして電気を消して寝るまでに私たちはどれくらい変わっているだろう。気付かないくらいに、私たちは―――

―――生きている。確かに、生きている。そのことは、褒めてみよう。

投稿者: lute369

生きている限り、学ぶこと。それが私のすることです。 Dum spiro,disco.

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