詩集”Navis”(1)

夜の静けさに帆を張り、
風の問いに耳を澄ませ、
星の沈黙に導かれながら、
ひとつの船が旅を始める。
この詩集は、船を主人公とした寓話である。
彼女は魂のかたちを持ち、風に試され、星に見守られ、嵐に砕かれ、太陽に照らされ、港にて自らを再び見出す。
それは外界の旅であり、内なる対話でもある。
ラテン語と日本語の二重奏によって、言葉は響きと意味の両面から読者に語りかける。
韻律に縛られず、問いと応答、沈黙と光のあいだに詩が生まれる。
この航海は、終わることのない変容の物語である。
そして読者自身が、船となり、風となり、星となって、
詩の海を渡ることになるだろう。

投稿者: lute369

生きている限り、学ぶこと。それが私のすることです。 Dum spiro,disco.

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