織り成す二つの心

「君、心は何次元か?」彼はしゃがれた声で私にそう問うた。 彼は…博士は、連日の報道にうんざりしていたようだった。世界疫病の感染状況に、そして非道な世界戦争の中継に、博士は実際に顔を背けていた。そうかといって代わりに見るも続きを読む “織り成す二つの心”

ペペロンチーノ

なぜ、怒りが湧いてくるよりも悲しみが堰を切ったようにやってくるか、私はいままで熟考することはなかった。それは私の心にある、いかなるものによるのだろう。それが分からぬままの調子では、進むにも進めないと思われる。ゆえに、この続きを読む “ペペロンチーノ”

「雲に君見む」3-1

三、想像にまかせる 夢にジャミングが走った。 一人暮らしをしていたころから、たびたびそういう不連続な夢の境界線が走ったことがあった。隼人はまた例のか、と思った。彼にとっては日常茶飯事の出来事だった。 心のことは、どうなっ続きを読む “「雲に君見む」3-1”

「とりあえず、やってみたら?」

 難題は、ひとを試す。ひとは、難題を創ろうとする。しかし、自然界の法則には簡単にはいきつかない。ひとは、思弁する。しかし、その考えを共有する術を知らない。  ここに、ひとつのカメラがある。通称、「アイ・カメラ」。目(Ey続きを読む “「とりあえず、やってみたら?」”

こころのかたち

私は、LEONのよう。 パソコンのモニターを凝視して、必死になってPythonプログラムコードを追う。過去の自分、例えば3年前の自分は、3年後(つまり現在だ)に、へび使いの見習いなっていることを想像できただろうか。いや、続きを読む “こころのかたち”