「雲に君見む」プロローグ

心には、古い塔が建っている。 昔からある、馴染み深い、愛しい場所。塔に来れば、心のすべてを見渡すことができる。 いま、わたしはなにを考えているのか。 なににつまづいているのか。 なにに苦しみ、誰にも悩みを打ち明けられずに続きを読む “「雲に君見む」プロローグ”

「ブルームーンの下で」、序章~ある者による独白

『彼は、唐突に声を失った。 原因は今のところ分からない。 ただ、彼はひとつの強い意志を心に 抱いていた。 その意志は、声にこそ出せなかった。 しかしひとびとは彼の主張に畏怖した。 彼の弁論術、行動学は、とても力強く、 そ続きを読む “「ブルームーンの下で」、序章~ある者による独白”