思えば、その兆候はあった。クーデターが起きる前に、確かに不穏な空気は漂っていた。 ここで、話は現在に至る。私は、雲塞【レッド・サイクロン】の中に入る前に、しておくべきことがあった。まず、いま直面している問題を明確にす続きを読む “[ブルームーンの下で]4.とらわれし愛妻”
投稿者アーカイブ:lute369
[ブルームーンの下で]3.レッド・サイクロン
私は、独学で気象学…地球を取り巻く風と水について、必死に学んだ。彼女に会えると信じて。 「災害に遭ったひとのためにできること」 それは、ひとを佑ける心がないとできないこと。私の国(畏国)では、国の気象に関した専門機関と言続きを読む “[ブルームーンの下で]3.レッド・サイクロン”
[ブルームーンの下で]2.空を見上げて
流と出会って、3ヶ月が経った。彼と私は、学生食堂でよく議論したものだ。 「しかし電磁気学とはな。土木科なのに、君も物好きなことだね」 私は返した。「流、自分の興味のある学問を学んでなにか悪いのか?おれは空が青い理由を知り続きを読む “[ブルームーンの下で]2.空を見上げて”
「ローマ人の物語」にはまだ遠い
単刀直入に言おう。私はラテン語の勉学をさぼっている。 「ラテン語の勉学」とは一体どんなものだろう? 文法書を読み込むことか? 語尾変化表をつくり、暗記することか? はたまたローマ帝国時代の偉人の名台詞をたしなむことか? 続きを読む “「ローマ人の物語」にはまだ遠い”
英語学習に取り組む
いつも寄る本屋でのこと。 私のお決まりのコースは決まっている。まず語学のコーナーへ行き、新刊がないか確かめる。特にラテン語に関する本がないか、注意深く本棚を見る。次に英語に関する本を見に行く。最近の気になる英語の本は、や続きを読む “英語学習に取り組む”
「クレストランド地方」
随分とさみしげな曲だった。 勇気が出ない。あの日から三か月が経った。私はいくらか傷心で、その傷をPCや数学、物理学への興味で埋めていた。先日の統計学はその試みのうちの一つだ。だが、いざそばに立ってみると、心は打ちひしがれ続きを読む “「クレストランド地方」”
Rふたたび
プログラム言語を新たに学ぶ必要はない。Rコマンダーでなんとかなる。言語はPythonだけでいい…、多分。私はどうやら疲れているようだ。少し統計学を学ぶのに時間を使いすぎたか…と思う。まあ、ゆっくりやるさ。今回の投稿は短い続きを読む “Rふたたび”
強風、焼肉、統計学
そういえば、焼肉をひたすら焼くゲームがあった。確かインディーズゲームであった。今日はプレゼンの打ち上げに焼肉を食べてきた。6人のプロジェクトに2名のサポートがいて、合計8名で焼肉へ。昼前に焼き肉レストランへ着いた私たちは続きを読む “強風、焼肉、統計学”
[ブルームーンの下で]1.ヨーク公リチャードの攻撃は虚しかった
空が全ての始まりだった。心を痛めた時に、私はよく空をみていたものだ。夏の日の入道雲。月が浮かぶ夜空。空は、いつでも私の相談相手だった。あの頃、私は友が少なく孤独だった。ガラス越しに月の映える夜空を見ては、毎日のように枕を続きを読む “[ブルームーンの下で]1.ヨーク公リチャードの攻撃は虚しかった”
[ブルームーンの下で]0.ある者による独白
『彼は、唐突に声を失った。原因は今のところ分からない。ただ、彼はひとつの強い意志を心に抱いていた。その意志は、声にこそ出せなかった。しかしひとびとは彼の主張に畏怖した。彼の弁論術、行動学は、とても力強く、そして、評価され続きを読む “[ブルームーンの下で]0.ある者による独白”