あなたの仕事は生きること、

連日のダウンから今日で3日目、病み上がりにこの投稿をする。

最近、あるひとに質問された。

「生涯ずっと嗤われるのと、生涯ずっと怒られるの、どっちがいい?」

多くのひとは、「どっちもいやだ」と答えるだろう。しかし私は生まれてからずっと嗤われ怒られてきたから、答えようがなかった。どちらも私の真実なのだから。

過去の話や、きつい言葉を並べて自身のことを話すひとがいるが、私はそんなことはしない。過去は過去だし、きつい言葉を並べて話しても、相手を不快にするだけだろう。それよりは、言葉を充分に吟味し、丁寧に配置し、あるいはひとの話を傾聴し、理解しようとする方が良いと思う。

私は、決してあなたを否定しない。

私が床から起き上がれたのは、一時的に気分が休まったのもあるが、それだけではない。それだけでは、ない、のだ。

最近の話をしよう。

ちょうど昨日のことだ。Amazonから本が届いたんだ。気象学と、気象予報士についての本だ。あとはトレーシングペーパー。
私は嬉しさのあまり、心が飛び上がりそうだった。宇宙速度で飛び上がって、地球の重力圏を脱しようとするくらい。自分の好きな分野の本が届くと、本当に嬉しい。
あなたもそんなことはないだろうか。あなたの好きなものが、しかも新しいものが届くとどんな気持ちになるだろう? すごく聞いてみたい。

あとは、そうだな…、ちょうど一週間前のことだ。

母の誕生日に、いぬの本を贈った。
本屋に行って、かなり吟味して。「どんな本がいいだろう?」と心に何度も問うて。最初は、語学の本を贈ろうと思った。母は語学が好きだから。しかし、自分で語学の本を買いそろえているようだから、うむ…。では、いぬの本はどうだろう。数年前まで家族でいぬを飼っていた、ミニチュアダックスだ。そう言えばうちにはいぬの本がないし、軽い気持ちで読める本もない。
美術書コーナーに入り込んで、そんなこんなと考えていたら、突然いぬの本が入り込んできた! いぬの…柴犬のイラストが描かれてある本だ。これしかないと反射的に思い(私の「決断」とはこのようなものかもしれない)、レジへ急いだ。ちゃんと包装もしてもらって。担当した店員さんは、包装という作業が初めてだったらしく、でもきれいな包装だった。

あなたは、「我が家のいぬ」のような…愛しいひとはそばにはいるだろうか? 一緒にいるだけで心が満たされるような、そういうひと。あるいは違うふうに愛を感じるひと。
例えば私だったら、「優しく話を聞いてくれるひと」がいるだけで、心が満たされる。そういう風に自分の周りに愛があって、だんだんと幸せになっていく。小さなころに感じていた「孤独」や「虚無」、そして「深い悲しみ」は、「話を聞いてくれた」、ただそれだけのことで見事に消え失せるものだった。

「仕事」というと、私はどこか冷たいものを感じてしまう。しかし、「仕事」をルビをふって、「やりがいのあること」とするならば、私はしっかりと「生きること」が「やりがいのあること」だと感じ取れる。しっかりと!

さあ、ここまで読んでくれた尊いあなた、あなたは、いま、「話を聞いて」くれた。そのことだけで私はすごく嬉しい。
もしあなたが、孤独や喪失感に苦しんでいるのなら、今度は私があなたの「話を聞いて」みようと思う。苦しいのはあなただけではないのだ…。

機会があれば、ぜひ話を聞かせておくれ。

あなたの仕事は生きること、「生きる」こと、それでいいのだ。

簡単に聞こえるかもしれない。だけどものすごく大変なこと。

あなたは生きている! なんてそれは素晴らしいことだろう!

投稿者: lute369

生きている限り、学ぶこと。それが私のすることです。 Dum spiro,disco.

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