約束をしたね、とても大切な約束さ。
どんなに孤独でも、心の問題に真正面から向き合った。
私もかつては孤独だった。もしかしたら今も孤独なのかもしれないけれど。
ひとにどうされようが、自分を貫いた。
自分とは何だろう、いまだにわかってないのかもしれない。
きみは言ったね、「あの浜辺で待っている」と。
浜辺はいま…もうないはずだけど、きみは必ずいると信じている。
信じることはすごく大変なことだと思う、下手したら、「ないもの」が存在することを強く思わないといけないから。だけど、人間の行動のうち、「信じる」ことって一番強いのかもしれない。いい意味でも、悪い意味でも。
話がそれたね。
きみはいま、何をしているだろうか?
きみはいま、幸せだろうか。
私は君の幸せを一番に願っている。一緒にいた時、私はどれだけ幸福だったことだろう。そばにきみの笑顔があって、とても嬉しかった。心が満たされていった。きみとずっと一緒にいたいと思った。ずっとずっと、ずっとだ。
心が離れてしまって、もう数年は経つ。
幾度も、自身が起こした行為を嘆いた。きみを好きになり、愛の告白をしたこと。そのことすら、間違いだと思った。けれど、なにも行動しないよりは良かっただろう。思ったことは、丁寧に伝えないといけないからね。
忘れる、別れるの話ではない。
きみのことを想えて、それだけで幸せだし独りでは決して得られない体験もした。心が弾むことが、まだ自分にはあるんだってことが分かった。もっと、自分の心を大切にしていいんだって分かった。自分のことを「信じる」ことにしたのだ。
数年は経つけれど、今日もまた、あの浜辺で待っている。